Bentley View 2023では、構成ファイルの整理および処理方法にいくつかの変更点があります。従来(V8i)の作業環境を使用している場合、構成アシスタントを使用することで、従来の作業環境から2023の構成に移行することができます。
構成アシスタントでは、次の操作を実行します。
- コンピュータにインストールされているMicroStationおよびMicroStationベースの製品を特定し、各製品の既定の作業環境を一覧表示します。
- 従来のユーザー(.ucf)を作業環境(.cfg)に変換します。
- 従来のプロジェクト(.pcf)をワークセット(.cfg)に変換します。
- サイトレベルの構成(既定では..\\WorkSpace\Standardsに設定)をオーガナイゼーションレベル(..\\Configuration\Organization\)に移行します。
- 必要に応じて、すべてのプロジェクトデータファイルをコピーします。
「構成アシスタント」ダイアログボックスには、次からアクセスすることができます。
- 作業ページ:「作業環境」をクリックし、ドロップダウンから「構成の移行」を選択します
- リボン:
ダイアログボックスには、それぞれ異なる設定を含む次のセクションがあります。これらの各セクションに、ダイアログボックスの下部にある「次へ」ボタンをクリックして順番にアクセスすることができます。
セクション
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説明
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V8i作業環境を選択
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V8i作業環境と変換のタイプを選択することができます。
- V8i作業環境を選択 - 構成アシスタントによって検出された作業環境がドロップダウンリストに表示され、その中から目的の作業環境を選択することができます。別の作業環境を選択するには、「参照」ボタンをクリックし、V8i作業環境フォルダに移動して選択します。パスがテキストフィールドに表示されます。
- 変換タイプを選択 - オプションは次のとおりです。
- データファイルがある構成 - 構成ファイルに加え、V8i作業環境に存在するデータファイルを移行します。
- 構成ファイルのみ - 構成ファイルのみを移行します。
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V8iユーザーを選択
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移行するプロジェクトを選択することができます。
- すべてのユーザーを選択 - 選択したV8i作業環境内のすべてのプロジェクトを移行します。プロジェクトは、ダイアログボックスの下部に一覧表示されます。このオプションが既定では選択されています。
- ユーザープロジェクトを選択 - プロジェクトリストで選択したプロジェクトのみを移行します。
注記: V8iプロジェクトに複数のユーザーが割り当てられている場合、移行時に、プロジェクトから作成されたワークセットをすべての作業環境に複製することができます。これは MSTN_CREATEMULTIPLECOPIESOFV8IPROJECT構成変数を1に設定することで実現できます。設定しない場合(既定)、ワークセットは最初の作業環境にのみコピーされます。
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保存先を選択
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作業環境を移行する場所を選択することができます。既定の移行先はC:\Temp\Configurationです。「参照」ボタンをクリックして目的のフォルダに移動し、そのフォルダを選択することができます。パスがテキストフィールドに表示されます。移行時に個々のプロジェクトのサブフォルダが自動的に作成されることに注意してください。
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移行処理
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移行の結果が表示されます。正常に移行されたプロジェクトと失敗したプロジェクトの一覧が表示されます。
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