ポップアップ式入力の高度な使用
ポップアップ式入力を使用して、複数の演算子やカッコ、C言語式("sin(30)"、"tcb->actangle")などを使った複合式を入力できます。有効な文字式とするのに、カッコを対にしなくてもかまいません。
「=」と入力すると、既存のアキュドローの値は処理されず、置換されます。この場合、ポップアップ上に計算結果が独自のフィールドで表示されるのではなく、元のフィールドが動的に更新されます。単純な計算ではほとんど必要ありませんが、複合式では便利です。
変数を入力および保存することもできます。変数はファイルに保存できず、グラフィカルなユーザーインターフェイスもありませんが、この機能はそれでも大変便利です。既定では、保存されている変数は"パイ"だけです。「パイ」はどのような式にでも入れて、式入力で計算できます。変数を距離または角度として直接使用するには、"=<変数名>"と入力します。
また、特別な変数として"$"があります。これは測定されたものでもアキュドローのフィールドに入力されたものでも、開始値を意味します。たとえば、アキュドローを使って距離を測定して、その距離に1を加えるとすると、"=1+$"と入力するだけです。または、たとえば12の平方は、"12*$"と入力します。
ポップアップ式変数を保存するには
- 「popcalc variable save <名前> <値>」とキー入力します。
- 必要ならば、値は複合式として入力できます。値はオプションです。値が与えられていないと、式入力で最後に使用した値が使用されます(これにより、測定された値を使用できます)。