DWG/DXFオープン固有の構成変数
MicroStationには、AutoCAD DWGデータの開始用の構成変数が用意されています。有効な値を、表に表示されたとおりに入力する必要があります。たとえば、"Region" Entityは、文字列全体を入力します。
構成変数 | 用途 |
---|---|
MS_DWG_ALERT_DEC_FRC_SCI_UNITS | DWGファイルを開くと、「十進法、分数、指数表記の単位」が「デザインセンターの単位」に設定されていないことを警告するメッセージが表示されます。有効な値は、「ON」(または値を入力しない)または「OFF」です。 |
MS_DWG_ALERT_DESIGNCENTER_UNITS | DWGファイルを開くと、「デザインセンターの単位」が特定の単位に設定されていないことを警告するメッセージが表示されます。有効な値は、「ON」(または値を入力しない)または「OFF」です。 |
MS_DWG_ALERT_ENG_ARCH_UNITS | DWGファイルを開くと、「建築または工業図面表記の単位」が「インチ」以外に設定されていることを警告するメッセージが表示されます。有効な値は、「ON」(または値を入力しない)または「OFF」です。 |
MS_DWG_ARCH_ENG_UNITS | 「建築または工業図面表記の単位」を使用するDWGファイルを開くように単位を設定します。有効な値は次のとおりです。
主単位 下位単位 デザインセンターの単位 ファイルunits.defで定義した単位 |
MS_DWG_ATTRIBUTE_AS_TAG | 設定すると、「DWGオープンオプション」ダイアログボックスの「タグ形式のブロック属性」チェックボックスがオンになり、属性はアイテムタイプではなくタグとして変換されます。 |
MS_DWG_AXISLOCK_FROM_ORTHOMODE | DWG ORTHOMODE=1の場合は、「軸ロック」を設定します。有効な値は、「ON」(または値を入力しない)または「OFF」です。 |
MS_DWG_DEC_FRC_SCI_UNITS | 十進法、指数、または分数表記の単位を使用するDWGファイルを開くように単位を設定します。有効な値は次のとおりです。
主単位 下位単位 デザインセンターの単位 ファイルunits.defで定義した単位 |
MS_DWG_DESIGNBACKGROUND_COLOR | 既定のデザインモデル背景の色を設定します。有効な値は、赤、緑、青です。それぞれのカラーインデックスは、0~255の範囲の任意の整数です。 |
MS_DWG_DESIGNCENTER_UNITS | 「デザインセンターの単位」を使用するDWGファイルを開くように単位を設定します。有効な値は次のとおりです。
主単位 下位単位 ファイルunits.defで定義した単位 |
MS_DWG_DISCARD_INVALID | 設定されている場合、DGNデザイン平面の外側にあるエンティティは破棄され、次のファイル保存時にDWGファイルに書き込まれません。この変数が設定されていない場合、これらのエンティティは無視されます。一般的にこれらのエンティティは有効ではないため、AutoCADの「オブジェクト範囲ズーム」ツールのパフォーマンスが低下します。 |
MS_DWG_FOREGROUNDCOLOR255RGB | DWGインデックス色255を前景色として表示するようにRGB値を設定します。赤、緑、青の値をカンマで区切って指定します。たとえば、「MS_DWG_FOREGROUNDCOLOR255RGB=255,255,255」と設定すると、DWGインデックス色255は白として表示されます。この構成変数が設定されていない場合、灰色がかった色が表示されます。これは、DWGの曖昧なインデックス色255の回避策で、ワイプアウト塗り潰し用の背景色および他のエンティティ用の前景色の両方として使用できます。前景定義はこの構成変数によって再マップされ、RGB値は"DWG特殊色"というカラーブックに標準色"DWG色255"として保存されます。 |
MS_DWG_GRAPHIC_GROUP_ATTRIBUTES | ブロックを図形グループに設定します。これにより、共有セルとアタッチされたタグが図形グループに追加されます。有効な値は、「ON」(または値を入力しない)または「OFF」です。 |
MS_DWG_LINEWEIGHT_MAPPING | DWG線幅をDGN線幅にマップします。有効な値は、0=DWG weight1; 1=DWG weight2; 2=DWG weight3;などから31=DWG weight31までです。ここで、DWG weightは、DWG線幅の値(単位: ミリメートル)、たとえば0.0、0.13、2.11などです。 |
MS_DWG_LWDEFAULT | 既定の線幅を制御します。AutoCADのレジストリ変数LWDEFAULTと似ています。幅のない既定の線の既定値は0です。LWDEFAULTの有効な値は「AutoCADのレジストリから」、0.00 mm、0.05 mm、0.09 mm、0.13 mm、0.15 mm、0.18 mm、0.20 mm、0.25 mm、0.30 mm、0.35 mm、0.40 mm、0.50 mm、0.53 mm、0.60 mm、0.70 mm、0.80 mm、0.90 mm、1.00 mm、1.06 mm、1.20 mm、1.40 mm、1.58 mm、2.00 mm、2.11 mmです。線幅インデックスも有効な代替値です。0~211の整数を設定できます。線幅インデックスは、DXF Group Code 370で定義された線幅の列挙です。 |
MS_DWG_MAX_DICTIONARYITEMS | (多くの辞書アイテムを含むDWGファイルに影響します。)辞書アイテムは、表示されている要素に通常影響を与えない、DWGファイルに保存された非図形データです。ファイルを開く場合、DWGファイルにこれらのアイテムが多数含まれていると、パフォーマンスが低下する可能性があります。ファイルを開く処理を高速化するために、このアイテムを無視することができます。これらの辞書アイテムが必要な場合は、パフォーマンスが低下してもアイテムを維持することができます。この変数は、維持する辞書アイテムの数を設定します。 |
MS_DWG_MODELSPACE | モデル空間を2次元または3次元に設定します。有効な値は、「2次元」または「3次元」です。 |
MS_DWG_OPEN_CORRUPTED_FILE | 設定した場合、MicroStationは破損しているDWGファイルを開こうとします。既定では、この構成変数は設定されていません。その場合、MicroStationはファイルの破損をチェックし、ファイルが破損している場合は開きません。この構成変数は、この構成変数のステータスに関係なく、参照ファイルには影響せず、すべてのファイルがアタッチされることに注意してください。また、破損したDWGファイルの参照ファイルを編集用にアクティブ化することはできません。 |
MS_DWG_PAPERSPACE | ペーパー空間を2次元または3次元に設定します。有効な値は、「2次元」または「3次元」です。 |
MS_DWG_PROXYSHOW | DWG図面内のプロキシオブジェクトの表示を制御します。AutoCADのレジストリ設定PROXYSHOWと似ています。有効な値は次のとおりです。
AutoCADのレジストリから プロキシを表示しない プロキシの画像を表示 プロキシのボックスを表示 代わりに、0 - 画像を表示しない、1 - 画像を表示、2 - 境界ボックスのみを表示、などの整数値を使用することもできます。既定の設定値は1です。 |
MS_DWG_PROXY_VIEW | マルチビュープロキシで表示するビューを設定します。有効な値は次のとおりです。
上 正面 左 アイソメ |
MS_DWG_REFERENCE_CONVERT | 参照ファイルをDWGファイルに変換します。有効な値は、「ON」(または値を入力しない)または「OFF」です。 |
MS_DWG_REFERENCE_COPYLEVEL | 統合中に参照画層をコピーするよう条件を設定します。参照画層がターゲットファイルに存在しない場合のみコピーする、上書きされた場合にコピーする、常にコピーする、のいずれかの条件を設定できます。有効な値は、「見つからなかった場合」、「上書きがある場合」、「常に使用」です。 |
MS_DWG_REFERENCE_COPYNESTED | 統合時に、ライブネスト参照ファイルをターゲットファイルにコピーします。有効な値は、「ON」(または値を入力しない)または「OFF」です。 |
MS_DWG_REFERENCE_EXTERNAL | 外部参照ファイルをXref参照ファイル(保持)として保存、統合、ブロックとして統合、または省略します。有効な値は次のとおりです。
保持 統合 セルに統合 省略 |
MS_DWG_REFERENCE_MASKED | マスクされた参照ファイルをXref参照ファイル(保持)として保存、統合して保存、ブロックとして統合して保存、または省略して保存します。有効な値は次のとおりです。
保持 統合 セルに統合 省略 |
MS_DWG_REFERENCE_MERGE_DISPLAYEDLEVELSONLY | 参照画層が表示された場合のみ統合します。有効な値は、「ON」(または値を入力しない)または「OFF」です。 |
MS_DWG_REFERENCE_OPTIMIZEDCLIP | 統合時の参照の切り取りを最適化します。有効な値は、「ON」(または値を入力しない)または「OFF」です。 |
MS_DWG_REFERENCE_SELF | 自己参照ファイルをXref参照ファイル(保持)として保存、統合、ブロックとして統合、または省略します。有効な値は次のとおりです。
保持 統合 セルに統合 省略 |
MS_DWG_RENDER_LIGHTSOURCE_OPEN | レンダリングに光源を使用するように設定します。有効な値は、「ON」(または値を入力しない)または「OFF」です。 |
MS_DWG_RENDER_MATERIAL_OPEN | レンダリングに材質を使用するように設定します。有効な値は、「ON」(または値を入力しない)または「OFF」です。 |