ビューの時間表示
このオプションを使用すると、アニメーションのプレビュー時や動画の記録時に、ビュー内に日時を表示することができます。
「ビューの時間表示」は「アニメーション設定値」ダイアログボックスで設定します。このダイアログボックスでは、時間表示の形式や場所を選択できます。
太陽光のタイムスタンプ
「太陽光のタイムスタンプ」機能は、将来のリリースで廃止される予定です。代わりとして、「ビューの時間表示」機能が用意されています。
ビューをレンダリングしている間に現在の太陽時刻および日付情報を表示できます。「太陽光のレビュー」ユーティリティと組み合わせて使用するか、アニメーションで使用すると、シーケンスの各フレームに関する太陽時刻および日付の情報を表示できます。レンダリングしたビューに太陽光の日時を表示するには、まずレンダリングされているビューの適切な位置にセル"SLRTIM"を配置します。「SLRTIM」セルは、MicroStationのプログラムディレクトリ内の ..\Default\Cell\ フォルダにある"animator.cel"セルライブラリにあります。セルを配置すると、セルの文字入力フィールドを編集して、必要に応じて文字列を表示できます。文字列のフォーマットは、C関数"strftime"で使用されるものです。既定で、セルには日時を表示する文字列"%c"が含まれます。
よく使用されるフォーマットを次に示します。
フォーマット | 説明 |
---|---|
%c | 現在のロケールに該当する日付と時刻 |
%x | 現在のロケールの日付 |
%X | 現在のロケールの時刻 |
%y | 西暦年の省略形(00~99) |
%Y | 西暦年の非省略形(2001など) |
%b | 月の省略形 |
%B | 完全な月名 |
%m | 月の数値表記(01~12) |
%d | 日(月間)の数値表記(01~31) |
%a | 日付の省略形 |
%A | 日付の非省略形 |
%H | 24時間形式の時刻(00~23) |
%I | 12時間形式の時刻(01~12) |
%M | 分の数値表記(00~59) |
%S | 秒の数値表記(00~59) |
%p | 現在のロケールにおける12時間単位(AM/PM)インジケータ |
%z、%Z | タイムゾーンの名前または略称。タイムゾーンが不明の場合、文字は表示されません。 |
一般的な例:
文字列 | 表示 |
---|---|
%c | 04/18/01, 2001, 10:13:45 AM |
Date is %c | Date is 04/18/01, 2001, 10:13:45 AM |
Time is %I:%M %p | Time is 10:15 AM |
ビューをレンダリングするたびに、フォーマットの文字列は、現在の太陽時刻および日付に基づく情報で置換されます。アニメーションを記録している場合、アニメーションの各フレームの太陽時刻および日付を反映するために、文字列は更新されます。レンダリングされた画像の表示に使用されるのは文字入力フィールドの文字列のみです。セル内にある"太陽時間:"という文字列は参照用のみで、表示されません。文字の属性はセルに含まれる既存の文字項目から取得されます。
SLRTIMセルを配置すると、セルの基準点が時刻/日付文字の参照点として使用されます。つまり、配置の位置に合わせて文字が調整されます。たとえば、文字の配置基準が中央の場合、文字は基準点を中心にセンタリングされます。配置基準が左の場合、基準点に合わせて文字が左寄せされます。ビューがレンダリングされると、入力文字列が置換され、セルの配置位置に合わせて文字が揃えられます。セルの配置後に、(「文字属性を変更」ツールを使用して)サイズ、フォント、文字揃えなどの文字属性を変更できます。