画像のタイル状レンダリング
タイル状レンダリング処理では、画像が複数のタイルに分解されます。その後、各タイルは個々の画像として処理され、レンダリングされたタイルファイルとしてディスクに書き込まれます。最後のタイルが完了すると、レンダリングされたタイルファイルは1つの完成した画像ファイルに結合され、レンダリングされたタイルファイルは削除されます。たとえば、10000×5000ピクセルの画像の場合、タイル状レンダリングによって1024×1024の部分に分割して処理され、それらが結合されて最終画像が生成されます。
複数システムの使用
「タイル状に画像をレンダリング」オプションを使用すると、複数のシステムで1つの画像のレンダリングと保存を行うことができます。すべてのシステムは共通のネットワークファイルシステムに接続する必要があります。
タイル状レンダリング処理を開始するシステムで、共有のネットワークドライブにコントロールファイルを作成します。その他のシステムで「画像保存」ダイアログボックスの「続行」ボタンを押すと(「中断後にタイル状レンダリングを再開するには」を参照)、レンダリングされていない最初のタイルから処理が続行されます。一連のレンダリングされたタイルファイルのうち最後のファイルが作成されると、最後のファイルが作成されたシステムで、それまでのすべてのタイルファイルが結合され、最終的な画像ファイルが作成されます。レンダリングされた各タイルファイルの削除も、このシステムによって行われます。