式は、式エバリュエータによって評価されるシンタックスを定義する文字列です。式の入力は、数値、文字列、アクセス文字列、記号、演算子で構成することができます。定義した式にアイテムタイプをアタッチすると、式の対応する値が要素の「プロパティ」ダイアログボックスに表示されます。
この機能にアクセスするには、「アイテムタイプ」ダイアログボックスの「プロパティ定義」セクションでアイテムのプロパティ定義を選択します。
式の構成要素
式は左から右に作成され、括弧を使用して関数またはグループ演算を明示的に呼び出します。式の構成要素は次のとおりです。
- 文字列 - "Pipe"
- 整数 - 1
- 倍精度 - 6.84
- 記号 - 記号を使用して式エバリュエータに値を提供できます。記号はアクセス文字列、定義済みの値、またはアプリケーション定義のメソッドを介してインスタンスから取得できます。次にいくつか例を示します。
- インスタンス - "ActiveFile.Author"。アクセス文字列は、空白スペース、演算子、または変数部分が含まれない制限された式です。
- 値 - "System.Math.PI"
- メソッド - "System.Math.Sin(1.57)"
- 演算子 -
- 比較 - <、>、<=、>=、=、および<>
- 条件If (conditional, true-result, false-result)
- 算術^(指数)、*、/、\、Mod、+、および-。除算演算子"/"は常にdouble型の結果を生成します。除算演算子"\"は常に整数の結果を生成します。
最後の有効な値を使用
「True」に設定すると、プロパティの前回の値が「プロパティ」ダイアログボックスに表示されます。「False」に設定すると、現在の値が表示されます。
注記: Update 13の「式」を使用して作成されたアイテムタイプライブラリは、Update 15の「単位」フィールドおよび「最後の有効な値を使用」フィールドと互換性がありません。この問題に対処するには、キー入力コマンド「Itemtype Upgrade All」を使用する必要があります。
このキー入力コマンドを使用すると、古いライブラリのアイテムタイプがアップグレードされて互換性の問題が解消され、「単位」フィールドと「最後の有効な値を使用」フィールドが適用されるようになります。
エラー値
このフィールドには、式の実行に失敗した場合にアイテムのプロパティに表示される値を入力することができます。
「アイテムタイプ」ダイアログボックスの「演算式」セクションにある
「エラー値」フィールドに目的のエラー値を入力することができます。
傾斜 - "LengthX"は式の有効なエントリではないため、エラー値"有効でない"が表示される