TR.37.6.5 定常強制荷重
このコマンドのセットは、構造物へのジョイント荷重、強制振動数、モーダル減衰、および全体座標での各方向における地動の位相関係を設定するために使用されます。
一般的な書式
このコマンドは、定常力のケースに対して、強制振動数と減衰を設定します。
STEADY FORCE FREQ f1 { DAMP f2 | CDAMP | MDAMP }
指定項目:
Parameter | 説明 |
---|---|
FREQ f1 | 下記のジョイント荷重の振動の定常状態振動数(サイクル/秒)。 |
DAMP f2 | DAMPが選択される場合、すべてのモードに対する減衰比。デフォルト値は、0.05(0、またはブランクが入力されると5%減衰)。 |
ジョイント荷重
ジョイント荷重の詳細については、「TR.32.1 ジョイント荷重の設定」を参照してください。
JOINT LOAD ( [ PHASE *{ X | Y | Z } f7] )
指定項目:
Parameter | 説明 |
---|---|
PHASE f7 | 位相角(度)。全体方向に対する1つの位相角。 |
括弧で囲まれるデータは、各全体座標の方向に対して同じ行で入力されます。以下に設定されるすべてのモーメントは、位相角0.0が適用されます。以下に設定されるすべての力は、もしあるならば上記で設定される位相角が適用されます。デフォルトは0.0です。
次のものは、もしあるならばジョイント力です。ジョイント力データの行を必要なだけ繰り返してください。
joint-list *{ FX f1 | FY f2 | FZ f3 | MX f4 | MY f5 | MZ f6 }
指定項目:
Parameter | 説明 |
---|---|
FX f1、FY f3、FZ f3 | 対応する全体方向における力を設定します。 |
MX f4、MY f4、MZ f6 | 対応する全体方向におけるモーメントを設定します。 |
荷重のコピー
次のコマンドCopy Loadは、前のケースの等価ジョイント荷重を使用して、ここで選択的に置き換えることが可能です。この機能により、自重、床荷重、風荷重などのように、ここでは利用できないより複雑な載荷コマンドを利用できます。
COPY LOAD
i1, f1, i2, f2 ... in, fn
指定項目:
Parameter | 説明 |
---|---|
i1、i2 ... in | この解析セットにおける前の主荷重ケース番号 |
f1、f2 ... fn | 対応する係数 |
このコマンドは、最後の行以外のすべての行をハイフンで終わることにより、追加の行に続けることが可能です。これらのケースは、Perform Steady State Analysisコマンドと、ある場合は、その前のAnalysisコマンドの間にある必要があります。