TR.37.7.2.8 マルチステップの出力結果の保存
デフォルトでは、中間解析結果は、屋根またはコントロールジョイントの変位増分値を0.1インチとして正の増分についてのみ保存されます。ただし、特定の中間段階の結果を保存するようにプログラムに指示することができます。これにより、ユーザーが定義したポイントの荷重ステップの結果を含むバイナリ後処理ファイルが作成されます。
一般的な書式
SAVE LOADSTEP RESULT { DISP | BSHEAR } f6
Parameter | 説明 |
---|---|
f6 |
DISPを定義する場合、現在の単位系での屋根またはコントロールジョイントの変位増分値。値を指定しない場合、デフォルトの0.1インチになります。 BSHEARを定義する場合、現在の単位系でのベースせん断の増分値。値を指定しない場合、デフォルトの5.0 kipになります。 |
定義されたベースせん断の値をB、BSHEARの増分値をfとすると、保存できる中間結果の数はB/fになります。最大許容値は500です。同様に、コントロールジョイントの許容変位の値をD、DISPの増分値をnとすると、保存できる中間結果の数はD/nになります。最大許容値は500です。
ユーザー定義の中間結果を保存する以外に中間結果が保存されるのは次の場合です。
- フレームヒンジが形成された
- フレームヒンジが外れそうになっている
- フレームヒンジが破損した